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SUPERVISOR
この記事の監修者
石坂 貴史
- 日本証券アナリスト協会認定 資産形成コンサルタント
- 一般社団法人金融財政事情研究会 金融リテラシー検定®
- 日本証券業協会(JSDA)一種証券外務員資格
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 3級ファイナンシャル・プランニング技能士
- AFP(Affiliated Financial Planner)
「引き出しの奥にしまったままのブローチやペンダント、もしかしてK12かもしれない」。そんな心当たりがある方は少なくないはずです。
12金(K12)は、現在の日本ではほとんど製造されていない純度の金合金です。だからこそ、アンティーク品やヴィンテージ品として手元に眠っているケースが多く、その価値がどのくらいなのか見当がつかないという声も多く寄せられています。
この記事では、12金(K12)の買取価格がどう決まるのか、どんな製品にK12が使われているのか、そして査定に出す前に知っておきたいポイントまで解説します。
CHARACTERS
登場人物

インタビュアー
読者の疑問を代弁する聞き手。買取ビギナーの目線で、金・貴金属の価値がどう決まるのか、査定のプロに素朴な疑問を率直にぶつける。

査定員
金・プラチナ・銀の買取を10年間担当。貴金属相場の日次確認を欠かさず、刻印・純度・重量の検分に基づき一点ごとに価値を算定する。相場変動が査定額に及ぼす影響を熟知し、地金からアクセサリーまで幅広い品目の取り扱いに精通する。
この記事でわかること
- 12金(K12)の買取価格が決まる仕組み(国際金価格・為替レート・純度)
- K12とは何か、K18やK24との違い
- K12製品に見られる4種類の刻印と見分け方
- K12が使われているアンティーク品の種類と特徴
- 査定士がチェックする3つの要素
- K12アンティーク品にプレミアが付く条件
- 査定に出す前にやってはいけないNG行動と正しい事前準備
第1話 12金(K12)の買取価格はどう決まるの?
国際金価格|LBMAが1日2回のオークションで決定

インタビュアー
査定員さん、ずっと気になっていたんですけど、手元にあるK12のブローチって今どのくらいの価値があるんでしょうか?

査定員
価格をお伝えする前に、まず「K12の買取価格がどうやって決まるのか」という仕組みからお話しさせてください。金の買取価格の出発点は、LBMAゴールドプライスという国際的な基準価格なんです。

インタビュアー
LBMAゴールドプライスですか。初めて聞きました。

査定員
LBMAゴールドプライスは、ロンドン時間の午前10時30分と午後3時の1日2回、電子オークション方式で決定される金の国際基準価格です。生産者・精錬業者・銀行・中央銀行・宝飾業者など、世界中の市場参加者がこの価格をベンチマークとして参照しています。
国内K24価格|国際金価格×為替レートで算出

インタビュアー
ロンドンで決まった価格が日本の買取にも影響しているんですね。でも、国際価格はドル建てですよね? どうやって日本円の価格になるんですか?

査定員
そこが2つ目のポイントです。国内のK24(純金)買取価格は、LBMAゴールドプライス(ドル/トロイオンス)に為替レート(円/ドル)を掛け、さらにトロイオンスからグラムに換算して算出されます。つまり「国際金価格」と「為替レート」の2つの要素で国内価格が決まる仕組みなんです。

インタビュアー
なるほど、国際金価格と為替レートの掛け算で国内のK24価格が出るんですね。でも、K12はK24とは純度が違いますよね?
K12の買取価格|K24の約50%が基本の計算式

査定員
おっしゃる通りです。K12は金の含有率が50%(12÷24)ですから、K24の買取価格の約50%が地金としての基本計算値になります。ただし、精錬コストなどが差し引かれるため、実際の買取価格は計算値をやや下回る場合もあります。
| 純度 | 金含有率 | 主な用途 |
|---|---|---|
| K24 | 99.9% | 金地金・金貨 |
| K18 | 75.0% | ジュエリー(日本で主流) |
| K14 | 58.5% | ジュエリー(海外で主流) |
| K12 | 50.0% | アンティーク品・ヴィンテージ品 |
| K10 | 41.7% | カジュアルジュエリー |

査定員
ただし、ここで覚えておいていただきたいのは、地金価格だけがK12の価値ではないということなんです。

インタビュアー
え、それってどういうことですか? 金の重さと純度以外にも価値があるんですか?

査定員
はい。K12はアンティーク品やヴィンテージ品として流通しているケースが多いため、歴史的な背景やデザインの希少性によって、地金価格を上回るプレミアが付くことがあります。その詳しいお話は、後ほどじっくりお伝えしますね。
K12の相場の動きを事前に確認したい方は、こちらもあわせてご覧ください。
第2話 そもそもK12とは?純度50%の意味

インタビュアー
査定員さん、そもそもK12って何なんですか? K18やK24は聞いたことがあるんですけど、K12はあまり馴染みがなくて。

査定員
K12は、金の含有率がちょうど50%の金合金です。残りの50%は「割り金」と呼ばれる銀・銅・パラジウムなどの金属で構成されています。

インタビュアー
半分が金で、半分が別の金属なんですね。

査定員
そうなんです。この割り金の種類と配合比率を変えることで、硬度や色味、耐久性を調整できるのがポイントです。たとえば銅を多く配合するとピンクゴールド、パラジウムや銀を多く配合するとホワイトゴールド、銀を多く配合するとグリーンゴールドになります。こうした色味の違いを総称して「カラーゴールド」と呼びます。

査定員
K12はK18やK24より硬度が高く、傷がつきにくいのが長所です。一方で、割り金の銅・銀比率が高いため変色しやすいという性質もあります。

インタビュアー
硬くて丈夫だけど、変色しやすいんですね。

査定員
はい。そしてもう一つ大切なことがあります。日本国内ではK12の製造は現在ほとんど行われておらず、市場で見かけるのはアンティーク品やヴィンテージ品が中心なんです。

インタビュアー
そうなんですか。だから馴染みが薄いんですね。

査定員
おっしゃる通りです。また、K12は割り金の比率が50%と高いため、割り金に含まれる銅やニッケルなどが原因で金属アレルギーが出やすい傾向もあります。装着していて肌に違和感を感じた経験がある方は、素材を確認してみるとよいかもしれません。「K12は純度が低いから価値がない」と思われがちですが、地金価格に加えてアンティーク品としての価値で評価されるケースがあるのが、K12の面白いところです。
第3話 K12製品に見られる4種の刻印とは?
K12(マエK)は日本国内の製品に見られる標準刻印

インタビュアー
K12の製品にはどんな刻印が打たれているんですか? 見分け方を教えてほしいです。

査定員
K12関連の刻印は大きく分けて4種類あります。まず1つ目は「K12」という表記です。数字の前にKが付くこの形式を「マエK」と呼びます。日本製の製品に多く見られ、一般的に純度の信頼性が高いとされています。

インタビュアー
「マエK」と「アトK」があるんですか?

査定員
はい。2つ目が「12K」、つまり数字の後にKが付く「アトK」です。こちらは海外製品に多く見られます。ただし、アジア圏で打刻されたアトK製品の一部には、刻印と実際の純度が一致しないケースがあるため、査定の際には慎重に確認する必要があります。
500は千分率表記でヨーロッパ製品に多い

インタビュアー
数字だけの刻印もあるんですか?

査定員
はい、3つ目が「500」という千分率表記です。ヨーロッパ製品でよく見られる表記方法になります。日本の造幣局のホールマークでも500はK12を意味していました。ただし、この品位区分は平成24年4月以降に廃止されています。廃止前に打刻された製品については、引き続き品位証明として有効ですのでご安心ください。
参考:造幣局「貴金属製品の品位区分と証明記号」
12KGFはゴールドフィルドの略で金合金とは別物

インタビュアー
では4つ目の刻印は何ですか?

査定員
4つ目が「12KGF」です。これは特に注意が必要な刻印で、K12の金合金ではなく「ゴールドフィルド(Gold Filled)」を意味します。真鍮などの芯材の表面に12金を圧着した素材で、金メッキより金の層は厚いのですが、金合金(ソリッドゴールド)とは根本的に異なります。
| 刻印 | 意味 | 主な産地 | 査定時の扱い |
|---|---|---|---|
| K12(マエK) | 12金合金 | 日本 | 信頼性が高い |
| 12K(アトK) | 12金合金 | 海外(欧米・アジア) | 純度のばらつきに注意 |
| 500(千分率) | K12相当(金50%) | ヨーロッパ | 造幣局ホールマーク含む |
| 12KGF | 12金ゴールドフィルド | 海外 | 金合金ではない |

インタビュアー
刻印が読めないときはどうすればいいんですか? 古い製品だと摩耗していることもありますよね。

査定員
そういった場合は、お手元の製品の写真を撮って「おたからや」のLINE査定にお送りいただければ、専門の査定士が確認いたします。刻印が不鮮明でも、経験に基づいた総合判定で対応できますので、お気軽にご相談ください。
金の刻印の種類についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
- 関連記事はこちら
・【金の刻印の種類】純度やカラー別に紹介!日本と海外のホールマークも
第4話 K12が使われるアンティーク品の種類は?
ヴィクトリアン期の海外製ブローチやロケットペンダント

インタビュアー
K12ってどんな製品に使われているんですか?アンティーク品が多いって聞いたんですけど。

査定員
K12の歴史を語るうえで欠かせないのが、ヴィクトリア朝(1837〜1901年)のイギリスです。この時代、9K・12K・15Kといった低品位の金が1854年に合法化されました。イギリスの繁栄とともに一般市民の暮らしが豊かになり、ジュエリーが身近な存在になった時期です。なお、12Kと15Kは1932年に廃止されているため、現存する製品は希少性が高いと言えます。

インタビュアー
ヴィクトリア朝のジュエリーにK12が使われていたんですね。どんなデザインがあるんですか?

査定員
ヴィクトリア朝は64年間にわたる長い時代で、アンティークジュエリーの中でも特にデザインに大きな変化や多様性が現れた時代とされています。ブローチ・ロケットペンダント・イヤリング・ブレスレットなどが代表的なアイテムです。中でもフィリグリー細工と呼ばれる、細い金属線を繊細に組み合わせた透かし細工が特徴的で、蜘蛛の巣のような精巧なデザインが見どころになります。
バハマ独立記念50ドル金貨など希少なK12金貨

インタビュアー
金貨にもK12があるんですか?

査定員
はい、実はあるんです。たとえばバハマ独立記念50ドル金貨は、1973年にバハマがイギリスから独立した記念として発行されたK12(品位500/1000)の金貨です。また、ケイマン諸島50ドル金貨でもK12の金貨が限定発行されており、希少性が高い品として知られています。

インタビュアー
K12の金貨って珍しいですよね。価値はどう評価されるんですか?

査定員
K12金貨のように限定発行されたコインは、金の地金価値(メルト・バリュー)だけでなく、コインとしての収集価値、いわゆる「ヌミスマティック・バリュー」が加算されます。
金縁メガネフレームや時計の装飾パーツ

インタビュアー
ジュエリーや金貨以外にも、K12が使われているものがあるんですか?

査定員
金縁メガネフレームにK18やK14の刻印があるヴィンテージ品は広く知られていますが、K12刻印の品も存在する可能性があります。海外製の古い装飾品で見かけることがある金種です。ネックレスやブレスレットの装飾パーツにK12が用いられているケースもあり、査定では金属部分の重量を計測して地金価値を算出するほか、デザイン価値も含めた総合的な評価を行います。
第5話 査定士はK12製品のどこを見てるの?
重量|0.1g単位の精密スケールで計測

インタビュアー
査定士さんはK12の製品を見るとき、どこをチェックするんですか?

査定員
大きく3つの要素を確認しています。1つ目は「重量」です。金買取の基本は「重量×純度×相場」ですから、まず製品の重量を0.1g単位の精密スケールで正確に計測して、地金としての基本評価額を算出します。

インタビュアー
重量が基本なんですね。2つ目は何ですか?
刻印|打刻の種類と状態から純度の信頼性を確認

査定員
2つ目は「刻印の確認」です。第3話でお話しした通り、マエK・アトK・千分率・ゴールドフィルドなど、刻印の種類と打刻状態を目視・ルーペで確認して、純度の信頼性を判断します。

インタビュアー
刻印が摩耗していて読めない場合はどうなるんですか?

査定員
古いアンティーク品では刻印が摩耗していることも珍しくありません。そのような場合でも、「おたからや」の査定士が経験に基づく総合的な判定を行いますので、ご安心ください。
コンディション|傷・変色・パーツ欠損の状態を確認

査定員
3つ目は「コンディション」です。傷・変色・パーツ欠損の状態を確認し、製品の総合的な状態を評価します。著しい変形や再販が難しいほどの損傷がある場合は減額要因となりますが、アンティーク品ならではの経年による味わいはマイナスにはなりません。

インタビュアー
経年の味わいは価値として認められるんですね。

査定員
はい。重量・刻印・コンディションの3要素を総合的に確認したうえで、アンティーク品については美術品としての価値も含めた査定額をご提示しています。地金価格だけでなく、デザインや歴史的背景を含めた総合的な評価ができる点が、「おたからや」にご相談いただくメリットです。
刻印がない金製品の査定については、こちらの記事で詳しく解説しています。
- 関連記事はこちら
・金は刻印なしでも売れる?本物の見分け方や高価買取のポイントをご紹介
第6話 K12アンティーク品にプレミアが付く条件は?
製造年代が古く歴史的背景があるジュエリーは評価が上がる

インタビュアー
K12のアンティーク品に、地金価格以上の値がつくことがあるって本当ですか?

査定員
本当です。第1話で「地金価格だけがK12の価値ではない」とお伝えしましたが、ここでその詳しいお話をしますね。まず1つ目の条件は「製造年代と歴史的背景」です。ヴィクトリア朝やアール・ヌーヴォー期のジュエリーは、美術品・骨董品としての価値が加算されるため、地金価格を超えるプレミア評価を受けることがあります。

インタビュアー
歴史が古いほど価値が上がる可能性があるんですね。
発行枚数が少ない金貨は収集市場で高値が付きやすい

査定員
2つ目は「限定発行の金貨」です。先ほどお話ししたバハマ独立記念50ドル金貨やケイマン諸島50ドル金貨のように、発行枚数が少ないコインは収集市場での希少性プレミアが顕著で、地金価値を大きく上回る評価を受けることがあります。「おたからや」ではこうしたプレミア金貨の総合的な価値を含めて評価しています。
ブランド刻印や著名工房の作品はデザイン価値が加算される

査定員
3つ目は「著名工房やブランドの刻印」です。カルティエなどの有名ブランドのアンティークジュエリーは需要が格段に高く、デザイン価値が加算されます。そして4つ目として「付属品の有無」も重要です。購入時の箱・証明書・鑑定書が揃っていると、プレミアム幅が広がる可能性が高くなります。アンティークジュエリーに鑑定書が付いていることはまれですが、もし保存してあれば付加価値として査定にプラスされますので、ぜひ一緒にお持ち込みください。

インタビュアー
なるほど、条件が揃うほどプレミアが大きくなるんですね。
アンティーク品の価値が気になった方は、「おたからや」の無料査定をぜひご利用ください。
第7話 K12を売る前にやってはいけないNG行動は?
研磨剤で磨くとメッキ層や繊細な装飾が削れてしまう

インタビュアー
査定に出す前に、きれいにしておいた方がいいですよね?

査定員
実は、それが一番やってはいけないことなんです。1つ目のNG行動は「研磨剤で磨くこと」です。アンティーク品にはフィリグリー細工のような繊細な装飾が施されている場合があり、研磨剤や強い摩擦で装飾が損なわれてしまうリスクがあります。個人で汚れを無理に掃除しようとすると、傷を広げてしまうことがあるんです。

インタビュアー
えっ、磨いたら価値が下がるんですか?

査定員
はい。汚れが気になる場合は、柔らかい布で表面を優しく拭く程度にとどめてください。それ以上のお手入れは、査定士にお任せいただくのが得策です。
自己判断でパーツを分解すると破損リスクが高まる

査定員
2つ目のNG行動は「自己判断でのパーツ分解」です。石付きジュエリーの石を無理に外そうとすると、爪折れや台座の変形が起こり、元に戻せなくなると減額要因になります。アンティーク品は現代品と異なる構造を持つ場合がありますので、分解はしないでそのままお持ち込みください。

インタビュアー
触らない方がいいんですね。3つ目は?
洗剤に長時間浸けると割り金部分が変色・腐食する

査定員
3つ目は「強い洗剤や長時間の浸け置き」です。K12は割り金の銅・銀比率が高く、酸化しやすい性質があります。酸性やアルカリ性の洗剤に長時間浸けると、割り金部分が変色してしまうリスクがあるため、避けていただきたいです。迷ったときは、何もせずそのままの状態で査定にお持ち込みいただくのが、一番安全な方法です。

インタビュアー
手を加えるほど価値が下がることがあるんですね。
第8話 K12を高く売るための事前準備は?
柔らかい布で表面の埃や皮脂を軽く拭き取る

インタビュアー
売る前にやっておくといいことは何ですか?

査定員
まず1つ目は「柔らかい布で軽く拭く程度のケア」です。目の細かいジュエリークロスなどで表面の埃や皮脂を優しく拭き取るだけで十分です。研磨剤は使わないでください。
購入時の箱・鑑定書・領収書があれば揃えておく

査定員
2つ目は「付属品を揃えておくこと」です。購入時の箱・鑑定書・領収書などがあれば、本物であることの証明になりますし、査定額アップにつながる可能性が高くなります。

インタビュアー
箱や領収書も大事なんですね。
刻印が見える状態で写真を撮り査定で事前相談する

査定員
3つ目は「査定で事前に概算を把握すること」です。お手元の製品の写真を撮って「おたからや」にお送りいただければ、おおよその査定額をお伝えできます。来店前に目安が分かると、判断がしやすくなります。
K12製品をまとめて持ち込むと総重量で査定効率が上がる

査定員
そして4つ目は「K12製品をまとめて査定に出すこと」です。複数の製品を一度にお持ち込みいただくと、スムーズに評価できますし、トータルでの査定額をご確認いただけます。
まとめ
この記事のまとめ
- K12の買取価格は「国際金価格(LBMAゴールドプライス)×為替レート×純度50%」が基本の計算式
- K12は金の含有率50%の金合金で、硬度が高く傷に強い反面、変色しやすい性質がある
- K12関連の刻印は「K12(マエK)」「12K(アトK)」「500(千分率)」「12KGF(ゴールドフィルド)」の4種類
- 12KGFはゴールドフィルド(金張り)であり、金合金(ソリッドゴールド)とは別物
- ヴィクトリア朝のジュエリー・K12金貨・金縁メガネフレームなどがK12の代表的な製品
- 「おたからや」の査定では「重量計測」「刻印の確認」「コンディション評価」の3要素をチェックする
- アンティーク品は製造年代・希少性・ブランド・付属品の条件が揃うほどプレミアが付きやすい
- 査定前に研磨剤で磨く・パーツを分解する・強い洗剤に浸けるのはNG

インタビュアー
K12のことがとてもよく分かりました。引き出しにしまったままのブローチ、まずは写真を撮ってLINE査定に送ってみようと思います。

査定員
ぜひそうしてください。K12のアンティーク品は、地金価格だけでは測れない魅力と価値を持っています。「おたからや」の査定士が、お品物の価値を丁寧に評価いたしますので、お気軽にご相談ください。
12金(K12) 買取に関するよくある質問
EXPERT ANSWER
この専門家が回答します
石坂 貴史さん
- 日本証券アナリスト協会認定 資産形成コンサルタント
- 一般社団法人金融財政事情研究会 金融リテラシー検定®
- 日本証券業協会(JSDA)一種証券外務員資格
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 3級ファイナンシャル・プランニング技能士
- AFP(Affiliated Financial Planner)
独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)・ファイナンシャルプランナー(AFP)として、資産運用やライフプランニングに従事。行動経済学を踏まえた資産形成の助言を行う。1,200件以上の記事制作・監修を手がけ、貴金属相場の解説、取材対応、セミナー相談など幅広く活動。金融・住まい・相続・税制・保険・教育を専門とする。
K12のカラーゴールドは色の違いによって買取価格に差が出るのですか?
K12のカラーゴールドには、割り金の配合比率によってイエロー・ピンク・ホワイトなどの色味がありますが、買取価格は基本的に金の含有量(重量×純度)で算出されるため、色そのものによる大幅な価格差は生じにくい傾向にあります。

石坂さん
専門家による回答
ただし、特定のカラーゴールドがヴィンテージ品として人気が高い場合には、デザイン価値が加算されることもあります。
壊れたK12のネックレスやチェーン切れ品も査定してもらえますか?
破損やチェーン切れがあっても、金としての地金価値は変わりません。

石坂さん
専門家による回答
「おたからや」ではこうした状態の製品も査定対象として受け付けております。壊れているからと諦めず、まずはお気軽にお持ち込みください。
アンティーク品の場合は、デザインや時代背景による付加価値も含めて査定いたします。そのままの状態でお持ち込みいただくのが、最も正確な評価につながります。
K12の刻印がない古い金製品でも「おたからや」で買取対象になりますか?
はい、刻印がない製品でも買取対象となります。

石坂さん
専門家による回答
古い時代に作られた製品や海外製品には、刻印がないケースが多くあります。
「おたからや」では刻印の確認に加え、専門査定士が経験に基づく総合判定を行いますので、刻印が摩耗・不鮮明な場合でも品位を判断できます。「古いジュエリーがK12かどうか分からない」という場合でも、安心してご相談いただけます。
K12とK14やK10ではどちらが買取価格が高くなりますか?
純度が高いほど1gあたりの金含有量が多いため、地金価値の基本はK14(約58.5%)\>K12(50%)\>K10(約41.7%)の順になります。

石坂さん
専門家による回答
ただし、K12のアンティーク品は製造年代や希少性によってプレミアが付く場合があり、単純な純度順にはならないケースもあります。
特にヴィクトリア朝のK12ジュエリーや限定発行のK12金貨は、地金価値を上回る評価を受けることがあるため、実際の査定額は製品ごとに異なります。
金を売却した際の税金はどのように計算されますか?
個人が金製品を売却して利益が出た場合、譲渡所得として扱われます。

石坂さん
専門家による回答
年間の売却益から特別控除50万円を差し引いた金額が課税対象となり、保有期間が5年を超える場合は長期譲渡所得として課税額が2分の1に軽減されます。
なお、金地金・金貨の売却で1回の取引が200万円を超える場合は、買取業者が税務署に支払調書を提出する義務がありますが、ネックレスやリングなどのジュエリー類は対象外です。詳細は国税庁の公式サイトや税理士にご確認ください。
参考:国税庁「金地金の譲渡による所得」
K12金貨のプレミア価値はどのような要素で決まりますか?
K12金貨のプレミア価値は、発行枚数の少なさ・歴史的背景・デザインの希少性・保存状態の4つの要素で決まります。

石坂さん
専門家による回答
たとえばバハマ独立記念50ドル金貨のように、特定の歴史的イベントに関連して限定発行された金貨は、コレクター市場で高い評価を受けることがあります。
金の買取価格は1日の中でも変動することがありますか?
はい、変動します。

石坂さん
専門家による回答
金の国際基準価格であるLBMAゴールドプライスは1日2回(ロンドン時間の午前と午後)のオークションで決定されるため、午前と午後で基準価格が異なることがあります。
さらに為替レートもリアルタイムで変動しているため、同じ日でもタイミングによって査定額が前後する場合があります。
K12製品の変色を防ぐための適切な保管方法はありますか?
K12は割り金の銅・銀比率が高いため、汗や水分、化学物質に触れると酸化しやすい性質があります。

石坂さん
専門家による回答
入浴・家事・スポーツの際には外しておくことが効果的な変色予防になります。
保管時は、チャック付きの袋や個別のジュエリーケースに入れて、湿気の少ない場所に保管してください。日常的なケアとしては、使用後に柔らかい布で軽く拭いてから収納する習慣をつけると、変色の進行を抑えられます。
海外で購入したK12ジュエリーを日本国内で売却する場合の注意点は?
海外で購入したK12ジュエリーは、アトK(12K)表記や千分率(500)表記など、日本とは異なる刻印が打たれている場合があります。

石坂さん
専門家による回答
特にアジア圏で打刻されたアトK製品の一部には、刻印と実際の純度が一致しないケースがあるため、査定時には専門の査定士による確認が重要になります。
遺品のK12製品に鑑定書がない場合、価値はどのように判断されますか?
鑑定書がなくても、「おたからや」では刻印の確認と専門査定士の目視による品位判定で対応いたします。

石坂さん
専門家による回答
古い時代に作られた製品や海外製品には刻印がないケースも多くありますが、経験に基づく総合判定により品位を判断できます。
来歴が分かる資料(購入時の書類・写真など)があれば、付加価値の判定に役立ちますので、見つかった場合はぜひ一緒にお持ち込みください。遺品整理の一環でまとめて査定に出される方も多くいらっしゃいますので、お気軽にご相談ください。
※本記事内の価格・相場は記載時点のものであり、市場動向により変動します。最新の相場は店頭・公式サイト等でご確認ください。
※税金に関する記載は一般的な説明であり、個別の税務判断については税務署や税理士にご相談ください。
SUPERVISOR
この記事の監修者
石坂 貴史
- 日本証券アナリスト協会認定 資産形成コンサルタント
- 一般社団法人金融財政事情研究会 金融リテラシー検定®
- 日本証券業協会(JSDA)一種証券外務員資格
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 3級ファイナンシャル・プランニング技能士
- AFP(Affiliated Financial Planner)

